第105回『寒雀』2005年2月5日
去年2月に始め、今頃木石さんから 『立春と思えば軽き寒さかな』 この句が届き 雪を被った紅い「ぼけ」の写真と組み、 ご披露しました。 それが木石さん初登場でそれからは、たびたび登場。 そんな中で、彼の病気(ALS)の事にも触れました 幸い進行が遅く奇跡的に元気で活動しておられます。 大阪へ行ったり、最近は韓国へ出張したり (「呼吸器」同伴)お忙しそうです。 お忙しい最中でも相変わらず大変な量の メ-ルが私との間で往き来しています。 最近珍しく私が窓から眺めて詠んだ句 『樹々の雪はらはらと落つ寒雀』 を送った折り返し まっとうな句なので戸惑いました。 ただし雪と寒雀では季重なりでは? よい光景なのでなんとか句にしたいものです。 そして二、三回やり取りがあって 「雪の花散らす梢の雀かな」 (映画を見ながら俳句のことばかり考えていました。 困ったことです) このように添削してくださいました。 早速、窓からの光景を絵に描き送りました。 その絵を見て 『雪舟の筆とめさせる寒雀』 と詠んで送って下さったので 下の絵に上の二句を添えて孔雀集に加えました。 |
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