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第106回『今年の賀状』2005年2月9日

木石さんの俳句が出たついでに、もう一つ。
昨年12月に

鳳凰と朱雀飛び交う郷の春』(木石)

こんなきらびやかな句が送られてきて
この句を賀状に使うので何か「絵」を
つけて欲しいと書き添えられていた。

この句だと「絵」は、かなりてこずるであろうと、
木石さんは密かに喜んでいらしたようだ。

想像上の鳥であるし、手本にするものがない。
寺の屋根に飾られている「鳳凰」を写真で見たが
何とも「絵」になるような代物ではない。

考えているうちに、
ふと小布施「岩松院」の天井画の鳳凰を
思いついた。
葛飾北斎の最晩年の作品である。

ちょっと恐れ多いが
それを参考にさせてもらう事にした。
そして出来たのが今年の鳳凰の賀状である。
ここでは、句を添えた
木石さん仕様の賀状を披露します。



賀状の出来を見て木石さんから以下のメ-ル。

鳥どもが飛来しました。
想像以上の格調の高さに
句が痩せて感じられます。参りました。
校正ミス一つ。飛び交うは飛び「交ふ」。
小生らしからぬ文字使いをしています。
しかし「柄でもない」ということでしょうか。
かえって良かったようです。
明日から心をこめて?宛名書きを始めます。
ありがとうございました!


去年、今年と続けて、木石さんのおかげで、
私の賀状の絵柄も出来たというわけです。
それにしても、華麗な句が浮かぶものでる。



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