第111回『雪の浅間山』2005年2月28日
21日癌研の丸三年の検査結果が出て、 担当医からOKを貰い晴れ晴れとした気分で 木石さんと一夜飲み、 翌日昼頃の新幹線で帰ってきた。 天気も良いので、 浅間の見える進行右側の席に座る。 軽井沢駅の手前で浅間の姿が見えてくるが、 間もなく手前にある「離山」が浅間を隠してしまう。 新幹線が発車をすると間もなく邪魔物が無くなり、 間近に浅間山の姿が見えてきた。 例年よりかなり雪を厚く被った浅間山は 心なしか穏やかに見える。 しかし吐いている噴煙が 群馬県側に流れているのが認められた。 |
暫くの間邪魔な電線も無く、 火山らしいなだらかな 裾をひく浅間山を捉えるシャッタ-チャンス。 続けて6~7枚撮る。 電線は無いが、フレ-ムに、 電柱や、建物が飛び込んでくる。 なかなか思うようなショットは得られない。 そこで写真を参考にして 「雪の浅間山」を描いてみた。 昨年4月に「残雪の浅間山」で 兄ギャバンが初登場、 続いて5月に「春色の浅間山」を披露。 何れも小諸から見た「浅間山」であった。 小諸と軽井沢は、その間22キロ、 駅の数で僅か4駅であるが 山容は全く変わる。 この方角からの浅間山は手前が大きく開け、 雄大である。特にこの時期は美しい。 ギャバンの画風とはがらっと変わる。 相変わらず私のは「写真のような」 と云われる画風である。 物の形を正確に捉えて描く技術みたいなものは 修練で上手になることは、はっきり分る、 しかし、画風みたいなものは あまり変わらないようだ。 「写真のような浅間山」とギャバンの浅間山と 比べてみてください。 (ギャバンギャラリ-へ) |
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