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第114回『路上観察』2005年3月10日

マンホ-ルの蓋にさまざまな絵柄が
刻まれるようになったのは、
いつ頃からか、はっきり記憶にないが、
殆どの市町村が、それぞれ、その地域を
代表する絵柄を刻んだ蓋を使用している。
最近では着色したものもある。

当然殆どの方は気付いておられと思いますが、
こんな物の写真を撮っている人はあまりいない。
今や「虫」でなくても、
何でもカメラに収めている私は、
何処へ行っても気が付けば撮ってきます。

載せるからには、行く人が少ない、
遠い地域の物と思って、
日本最南端、波照間島の物をお見せします。



この絵柄はとても楽しく、
多くの中で秀逸である。

残念なのは入れなくても、
と思う「おすい」の文字。
「おすい」・「汚水」・「下水道」など、
半数以上が入っている。

どうでもよいことだが、削って欲しい。

歩道の敷石にところどころ、
カラフルな絵柄の敷石が
入っているのを最近はよく見かける。
下は長野市。



リンゴの花は、よろしいが、
あまりにも文字が大きすぎてぶち壊しである。

下の「十二星座」は昨年近くで
見つけたもので、他では見ていない。
側溝の、ところどころに
鉄の格子状の蓋が嵌め込んであるが、
その真ん中に10センチ角の
ステンレス板に刻まれている。

図柄と、星座名が日本語と英語で刻まれ、
色まで入っているが
これも日本文字が大きすぎて
バランスを崩してしまっていて残念。

どうでもよい、くだらぬことであるが、
こんな観察をしながら歩くのも結構楽しい。

このような物はすべて、市や町が発注し、
デザイナ-が発注者の意向を聞いて
デザインするわけで
センスの良し悪しはデザイナ-の力量、
センスによるが、最終的には
市や町の役人が選び、
決めるわけであるから、
このような物を見ても、ある程度、
その町の行政のセンスが窺い知れる。



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