第125回『アンズの種を持ち込んだ姫』
2005年4月16日
伊那から帰って翌10日「アンズの里」へ下見に行った。 やはり多少早く、山懐の奥のほうは未だ蕾。 東京からの客人の来訪予定を一週間延ばしたのは 正解かもしれないが、果たして? こうして毎年下見やら本番やら二、三回は来るので 私自身は毎年絶好の日に見ている。 今日は花は少し早かったが珍しいものを見ることができた。 西側の小高い所で一休みしながら弁当を 食べていると賑やかに何やら行列がきたので 弁当をしまって近付いてみると、 お姫様の行列であった。 後で聞いて分ったことだが、四国宇和島藩の 「豊姫」(伊達宗利の娘)ということで この姫が約300年前、松代藩の真田へ 輿入れの折に「アンズの種」を持ってきたのが ここのアンズの始まりだと言う事で、 50回目のアンズ祭りにご招待したという事であった。 |
(豊姫に扮した現代娘)
そして更に「豊姫様」に付き従って 「宇和島の牛鬼」も同道しアンズ祭りを応援してくれた。 |
これも宇和島の7月のお祭りの出し物で、 ご覧のようにかなり大きい怪獣で 首を大幅に上げ下げしてあばれるので、 迫力満点。「牛鬼」は子供にとっては怖いようで 泣き出す子供が続出した。 昨年5月に宇和島へ行っているだけに、 思わぬところで友人に出会った感じで嬉しく 宇和島の人とジャコテンの話をしたり 楽しいひと時を過ごした。 ジャコテンも持ってきて売っているはずと聞き、 数軒土産屋を覗いたがジャコテンは無く 買えずじまい、それがちょっと残念であった。 アンズは下のほうでは結構咲いていた。 |
明日花見客が来訪するので もう一度アンズを見ることになるが、 何度見ても美しいものは飽きる事が無い。 そしてまたまた、写真が増える事になるが、 それも又楽しい。 |
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