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第129回『春の山菜採り-そのⅠ』2005年5月4日

 
 毎年今頃野沢温泉より更に北の
栄村あたりへ「フキノトウ」を採りに
北野さんが誘って下さる。

今年も2日に連れて行って戴いた。
この辺りの日陰は未だ残雪が
80センチ~100センチある。

長い間、雪の下にあった「フキノトウ」は
里の物とはひと味違って、
柔らかく、香り高い。
他にも、
「タラノ芽」や「コゴミ」なども目標にしてでかける。

収穫した山菜で、
日本酒を戴くのが主目的ではあるが、
山桜の、薄い桜色と新緑にけむる、
春の山を眺め、足元の野の花、
或いは野鳥の声を聞き、姿を追い、
チャンスがあればシャッタ-をきる。

この楽しみも大いにあって、
食い意地だけではない。
そんな収穫を先ずご覧戴こう。

上から順に
「オオタチツボスミレ」の群落、
2~3メ-トルの範囲が
薄紫に彩られ見事であった。

「キクザキイチゲ」と思われる。
楚々とした美女を連想する。

「ミヤマキケマン」という「ケシ科」の花。
薄い黄色であるが鮮やかで目立つ。

「フキノトウ」食するにはちょっと遅いが
真上からの形がなかなか美しい。
緑色の中ででも最も「春」らしい色で
好きな色彩である。

下は斜面の細い木の枝先で
さえずっている鳥を見つけ一応捉えた。
かなりトリミングしてようやくこのていど。
どうやら「ホオジロ」であるらしい。
山菜料理に関しては次回をお楽しみに。



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