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第135回『耳・聴覚』2005年5月31日

眼から鼻へ抜けたのでやはり最後に
耳へ行き顔にあるパ-ツを終わらせないと
半端になるので、最後に『耳』へ行く事にした。
普通「耳」といっている部分はご承知のように
「外耳殻」という部分で
集音の役目をする器官である。



この形も鼻や眼と同じように
個人個人で少しずつ違った
形をしているが機能的には、
それほど差はないと思う。

特別大きく、顔の正面から見て、
耳がよく見えるような角度の耳は、
集音機能に優れているかもしれない。

しかし、外耳殻は集音だけの役目であって、
「音を聴く」器官としては、
中耳、内耳にある諸器官の方が
重要である事は間違いない。

私は聴覚機能は若い頃から良くない。
聞こえがよくないと言う事だと思うが、
音を聞き分ける能力が
非常に劣っていると思っている。
特に音楽的な、「聴く耳」は全く劣等である。

例えば、兄や、姉は、
オ-ケストラの演奏を聞き、
指揮者は誰であるか、
聞き分けるが私は全く区別できない。
これは耳が悪いだけでなく、
音楽に対する、興味の度合いもあると思う。

小学生の時、
音楽の授業で「和音」を聞き区別する
テストがあったが、これも全く駄目であった。

専門家でないから、
耳の何がどう悪いのかは判らぬが、
加齢と共にますます、聞こえが悪くなってきた。
最近は、声の小さな人、口跡がハッキリしない
人との対話が苦痛になるほどである。

少し大勢での会食などで、
離れた席の人の声は更に
聞き取り辛いし、
講演会などでも聞きもらす事が多い

補聴器も最近は進化して
良いものも出てきているとは思うが
「ノイズ」の問題を解決しているかどうかが
未だ心配で使う気にならない。

どうしても聞き漏らせない場合だけ
使うようにすれば良いか、
などと思案中である。

機能的にたいして差はない「外耳殻」であるが、
けっこう気になるパ-ツで、
耳たぶが分厚く大きいのは「福耳」
であるとか、形から受ける印象で、
判断されたりする事がある。

顔にあるパ-ツはすべて、そのように
形からさまざまな判断をされるので困る。
持って生まれたもので、良ければ良いが、
もしそうでなければ、
開き直るよりし方がない。

最近は男性のピアスもめずらしくない。
まして女性でイヤリングを一つも
持っていない人などは絶対無いと思う

それほど、「耳」には飾り物
をつけることが一般的で、
ツタンカ-メンの時代から人は耳に飾っている。

「耳」への装飾が何を意味するのかはわからぬが、
小さな真珠一粒から、大きな金の輪、
ジャラジャラとした鎖など、それは、
さまざまで、確かに人目を引き付ける。
写真家として、こんなイヤリングは
如何かという提案を次回したい。



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