(戻る)


第14回「ふきのとう」2004年3月12日



早春、真っ先に顔を出す山菜「ふきのとう」。
姿が可愛らしい。

長野県中部(中信)ではふきぼこ
(ぼこ=あかちゃんの意)というらしい

住んでいる川中島周辺(北信)ではふきったま
栄村=ほ-きんと
木曽開田村=ほ-ぎんじょ
東京多摩地方=ふきまんぶく
山形庄内地方=ばんげ
秋田・青森地方=ばっけ

ちょっと調べただけでこんなに、
呼び名が違う事がわかりました。

ふきったま・ふきぼこ・ふきまんぶく
(まんぶく=まんじゅうの意)は
皆、まるい形をあらわしているようです。

ほ-きんと・ほ-きんじょ、
ほーきふきのなまりでしょう。
東北地方の、ばんげ・ばっけ、
は推測ができませんでした。

「ふきのとう」は、この季節の食卓に
薬味として欠かせない。
熱い、味噌汁を椀によそってから、
微塵にきざんで薬味に入れる。
その香りの良さ、強烈な野趣、
春の香りを独り占めにしたような
満足感がある。

おろした長芋と千切りのと混ぜ、
薬味にふきのとうの微塵、
生醤油をかけて酒の肴に。
これも抜群。

蕗味噌もそのまま肴に、
或いは、フライパンで焼いた
ナスに蕗味噌を付ける
これさえあればお酒はいくらでも・・・・・


(戻る)





































(EOF)