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第140回『安曇野の朝』2005年6月21日

安曇野の鈴木さんが声を掛けて下さり、
若い方がたとの「宴」に参加させていただいた。

概ねはいつものメンバ-であるが、沖縄から
松本近郊に移り住み、
スイカ栽培を始められた夫妻が
参加され、農業の話、沖縄の話などなど、
話題は尽きず、それぞれ持参の、ワイン、焼酎など
そして、鈴木さん丹精の、はや掘りの新ジャガ、
掘りたてのニンニクのアルミホイル包み焼き
肉、魚の炭火焼き、等などで、
舌鼓をうち、盛り上がり、
11時頃、散会、私ども二人は泊めていただく。


 散会後、帰る客を送りに鈴木さんの愛娘が
玄関脇の下駄箱の上に、
沖縄のシ-サ-と同じ姿勢で座りご挨拶。
鈴木家の守り神である。

アルコ-ルを程よく頂いたせいか、
6時前にすっきりと目覚めたので
早朝の散歩に出る。

住宅街の端を水量の多い、
用水が流れている。
危険防止のネットのフェンスが続いているが
フェンスの内側、外側多少の地面があり、
さまざまな、花が植えられている。

薄紫の、ムラサキツユクサには盛んに、
ミツバチが訪れている。
動きが速くなかなか捉えるのが難しいが、
何枚かシャッタ-をきる。

両脚の脛節にはすでに
花粉をたっぷりと付けている。
腹には花の密をたっぷり貯め、持ち帰る。
本当に働き者である。

その周辺には、
ケシやキク科の花が多く栽培されているが、
ミツバチは、ムラサキツユクサに集中している。

やはり園芸種の花は蜜が少ないか
殆ど出ないのであろう。

ムラサキツユクサは日本では栽培されているので、
園芸種かと思っていたが、
調べてみると、北米原産の野草で、
明治の初期に渡来、
以来栽培されていると言う事であった。

ミツバチは図鑑を見なくても、
蜜のよく出る野生種をちゃんと知っている。

丁度6時であったが、
太陽は既に高い位置にあった。

用水の向こう側の田んぼに出てみた。

空は薄い雲に覆われていたが、
田んぼの水面に映る太陽はぎらぎらと輝き、
日中はかなり暑くなりそうな気配である。

朝食後、鈴木さんちの、田んぼ見学。
今年から一枚の小さい田んぼの方で、
試験的に、アイガモの雛を放ち、
言わば、田の草取りの代行をさせようという、
省エネ農法である。

省エネだけでなく、
除草剤、農薬を使用しない農法で、
既にあちこちでやられている農法ではある。

私は、ただ無責任に、
可愛らしい雛の姿をカメラに
収めてきただけである。

鈴木さん田んぼも、トマトも、頑張って下さい。



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