第143回『バッタ大発生か?』2005年7月4日
4月中旬から殆ど雨らしい雨もなく、 「梅雨」に入っても「猫の額」は乾ききっていたが 梅雨も終り間じかになって漸く雨が降り始め、 ここ、二、三日で何とか作物たちも 蘇生した感がする。 同時に、勢いがなくて助かっていた、雑草たちも 一気に元気付き あっという間に作物を覆う勢いである。 やや不順な天候ではあるが、 ウメ、リンゴ、モモなど 果実は順調に、目だって大きくなり始めた。 ウメは収穫期を過ぎ、今はアンズの最盛期。 毎年ジャムを造る、鈴木さんも買出しにみえ、 一緒にアンズの里へ1日に行きました。 花の時期とはうって変わって静かなアンズの里。 「花よりダンゴ」と言うが、アンズに関しては 全く逆で、花見頃の賑わいは全く無い。 それぞれ、10キロずつ買い求めてから、 見晴し台まで行ってみるが、 想像以上にアンズは目立たない |
上でご覧のような情景ですから、 花見のように心の高揚がない。 一粒ずつが小さく、色彩も、 桃や、リンゴのような艶やかさがない。 「アンズ狩り」の人気の無さは、しかたがない。 ひっそりとしたアンズの里を眺めていて 足下に気付かずにいたが、 鈴木さんちの夏菜ちゃんは 気付いてバッタと遊んでいた。 一足歩くと数百匹が跳ねる 肉眼では凄まじ数、密度であるが、 撮るとそれほどではない。でも見ていただこう。 |
ショウジョウバッタ 凡そこれが現在の実物大であるが、 メスは12~13センチになるから、全てが大きくなったら大変。 しかし、鳥や、トカゲ、カナヘビ、カエル等など、 天敵も多いからそれほど心配したこともないと思うが それでも、半月か一ヵ月後に確認に行って見ようと思っている。 「猫の額」では苗を植えて間もなく、 アブラムシ(アリマキ)が大発生、大分苗をやられてしまった。 これも例年以上の密度の高さであった。 作物は今後も心配であるが、昆虫の写真家としては、 シャッタ-チャンスが多く喜んでもいる。 |
(戻る)
(EOF)