第152回『新発見?』
2005年9月18日
細密な「絵」を描くためにかなり細かいところまで 良く観察しなければならないので 全く気付かずにいたことに気付く事がよくある。 先日の入笠の帰りに撮った ツユクサの写真を大きくして見て、 ツユクサ独特の苞葉に微毛 が生えていることに気付き、 私がパソコンで描いた絵には この微毛は描いていないので、 私の見落としかなと、考えたが、 常に細部まで良く見ているつもりなので 釈然とせず、見て描いた写真を 改めて大きくして見たところ、 微毛はなく、 下の絵の通り全くつるっとしていた。 |
と言う事はそれはツユクサの花の苞葉には 微毛が生えている種と生えていない種? があるということで 図鑑などでそのような記載を見た記憶が無い。 これはひょっとして大発見!などと思いながら 手元にある図鑑を 何冊か改めて調べたが記載は無い。 念のためにインタ-ネットで検索してみて、 これまたビックリ! 「ツユクサ」で16万件を超えている。 |
当然その中には「ツユクサおたく」が大勢いて 私が気付いた事などは 遠の昔から承知之輔らしい。 それは、それは微細な写真、 おしべ、花粉、雌しべ、気孔の顕微鏡写真etc。 全くお恥ずかしくて穴があったら入りたいが、 恥をしのんで公表した次第。 上の左の苞葉には毛がない。 右の苞葉には微毛があるのが お分かりいただけると思う。 花弁の形もかなり違うのがわかるが、 亜種にもなっていないようだ。 下の写真は、 川中島(標高360)右は富士見町(標高900) どうも標高の高い地域のは花が小さく、 苞葉に毛があるような気がする。 暫く気をつけて調べてみるつもりである。 |
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