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第154回『入笠小屋の恒例キノコ祭り』
2005年10月4日

 恒例のキノコ祭りも定着したようで、
毎年20~30人くらい(4~5グ-ル-プ)
で和やか。

皆少し早めに来て、
小屋の周辺を散策したり、
キノコ狩りで楽しんでいる。

毎年、茸シ-ズンには
信州だけでも「茸中毒」で
数人の死亡者が出る。

食用になる茸とそっくりで、
猛毒がある茸があるので、
万全の注意が必要である。

疑わしいものは絶対に食べないように
注意をしないと大変な事になる。

この季節の入笠小屋周辺は
秋の花も、リンドウ、野菊の仲間などが
残っている程度で寂しい。

標高が1800くらいあるから
夕方には気温も下がり早めに
小屋へ帰って来てそれぞれに
ワインや日本酒が始まり、賑やかになる。

私が昼寝をして起きてくると
顔なじみのグル-プのテ-ブルでは
既に3本のワインが空になっていた。
仲間に加わって、4本目を開ける。
10人ほどのグル-プであるが、未だ5時。
今からこんなペ-スで大丈夫であろうか。

暖炉では薪がパチパチと
音を立てても燃えていて
室内は快適な温度である。

そうこうしているうちに、
6時になり厨房から待望の大鍋に
茸、野菜、鶏肉、豚肉の
薄味の煮込みが到着。
日本酒に切り替え熱々を頂く。

外国の方も交えたグル-プは
筑波大学の生物系の勉強をしている
学生さんと先生。

外国の方は、
イギリスとスリランカからの留学生、
お箸を結構上手に使い
おいしそうに、茸鍋をあがっていた。

早くから宴は始まっていたので
9時にはお開きになり、
飲み過ぎにもならず無事に終る。

写真は入笠の麓の集落から、
小屋の近所で撮った「秋」

茸は小屋の芝生のはずれに顔を出していた、
「ベニテングタケ?」(有毒)

下のやや大型の蛾は、「ヒメヤママユ」
秋の灯火にはよく姿を現す。

稲藁の風景の左奥は「八ヶ岳連峰」
紅葉は、桜のようであった。

ここは、早ければ、今月末頃から、
白いものが舞い始める。
半世紀近く通っているのに、
「冬」の雪景色の入笠を知らない。

今年こそはと思っている。



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