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第179回「春にうかれる」
2006年4月14日

四月に入りやや暖かな日が多くなり腰痛も概ね治り、
あちこち出かけるようになった。

2日「マリンバ」(松本市中山)
6日「写真展」(千曲市)
8日「八重山民謡」(千曲市)
9日「フォルクロ-レ」(松本市)

と、立て続けに観たり、聴いたり、
眠りがちな脳に刺激を与える。

その中から、
「マリンバ」と「フォルクロ-レ」を紹介します。

 「喜源治」でのマリンバ演奏会は、
塩尻出身の
マリンバ奏者「関沢真由美さん」の演奏で、
信州の季節にぴったりの「早春賦」 
少し早かったが、日本の名曲、「さくら、さくら」、
「荒城の月」など、慣れ親しんだ曲を懐かしく、
しみじみと聴かせて頂いた。

そして、がらりと変わって、
彼女自身の作曲による
「マリンビ-ツ!」はかなり速いテンポで、
爽快な聴き応えのある曲で、
その他も全て大変楽しませてもらった。

改めてプロフィ-ルをみると、
世界各地ののコンク-ルで優勝、準優勝、
そして世界各地でマリンバソリストとして
演奏活動を開いていらっしゃるバリバリである。

しかし尊大なところが無く、
曲の間のト-クも控えめで
大変好感がもて更に楽しめた。

マリンバそのものに関しても全く知識は無く、
ただ、硬質な音色ではあるが、
どこか、「木」の持つ柔らかな響きを
好もしく思っていた程度であった。

今回、間近に演奏を鑑賞、
魅力的な音色、響きもさることながら、
演奏者の足の運び、動き、全身が表現に生かされていて、
聴く楽しさに観る楽しさも加わり魅了された

演奏が終って間もなく、奏者自ら、楽器の解体。

鍵盤は両側で持ち上げると、
縄梯子のように、繋がっていて、
長いバッグに入れたたむ、

鍵盤の下の共鳴管は真ん中から二つに折りたたみ、
これも用意されたバッグに納める。

あっという間に、7~8個に分解、
バッグに納められ車に積み込まれる。
車も自ら運転される。まさに「現代」である。

休憩中、友人が囁くように
「天は二ぶつも三ぶつも与えたもうか・・・・・・・」
と云いながら次週日曜日、
自分達グル-プのライブを知らせる
小さなメモを渡していった。

彼は「ホルクロ-レ」を愛好する
アマチュアグル-プ「パパス・フリ-タス」
(フライドポテト)のリ-ダ-である。

松本市の北のはずれの
「はいからや」でのライブ。

ケ-ナ(縦笛)、チャランゴ(小型のギタ-)など、
民族楽器による賑やかな演奏で、
お馴染みの、「コンドルは飛んでゆく」「花祭り」など、
ワインやその他好きなものを飲みながら聴く
最も好みのライブであった。

4名のメンバ-がそれぞれ
いくつかの楽器を演奏できるので
曲ごとに入れ替わり立ち代わり
忙しそうであるが又楽しく、和気藹々、

プログラムが終ってからの
打ち上げにも参加させてもらい、
更なる演奏を聞きながら12時頃まで
「宴」は続き楽しい一夜であった。



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