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第189回「小さな世界への誘い④」
2006年6月17日

このシリ-ズを始める前であったが
「オトシブミ」を紹介した(183回・5月24日)

その中で揺籃をほどいて、
小さな小さな「卵」を見ていただいた。

その他に4~5個揺籃を持ち帰ったので
その後飼育容器の中で孵化、
幼虫になったのもあり観察を続けていた。

無事成虫にまでなったのもあるので、
ここでご覧頂こう。
成虫の体長は5ミリ弱である。

種名は「ルイスアシナガオトシブミ」


 上左「卵」は5月24日に採集してきた。

右は6月3日に、
ほどいた揺籃の中に見られた幼虫。

中段左は14日に揺籃の中に見られた蛹。
眼だけが褐色で頭に毛が生え
ユ-モラスである。

翌日には右のように頭部、
吻も褐色~黒に色づいてきた。

前胸に畳んでいるのは脚、
黒く色づいているのは
堅い翅になる部分である。

成虫の形はしているが翅や脚、
触覚もきちんと畳まれていて
薄絹に包まれている。

最後の脱皮をして
翌日左の成虫になった。

親と同じように揺籃を造る
技を持って生まれてくる。
なんとも不思議である。

左の画像をクリックしてみてください。
完全な姿が、見られます。



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