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第196回「昆虫達のデザインは誰が・・」
2006年8月14日

 梅雨が明けて半月くらいになるが猛暑、
酷暑の連続でちょっと一服どころか、
ずう-っと一服していたいと思うほどに暑い。

殆ど何も手に付かずにいる。

そんな訳で、この「一服」もペ-スダウン
8月に入って2回目という体たらくで情けない。

今日も話題は又昆虫と云うことになり
恐縮ですがお付き合い下さい。
しかし、虫などもう食傷していると言う方は
どうぞ飛ばしてください。

昆虫の形や色彩は
どのようにして決まってくるのだろうか?
さまざまな虫たちを見てきて
何時も不思議に思っている。

部分の形については
必然的と思われる形が多い。

例えば他の虫を捕らえて食べるカマきりや、
タガメ、ミズカマキリなどの前脚の形、
蜜を吸うための管状のチョウの口器などが
良い例で何となく納得しているが、
全体の形を見ると必ずしも必然的と
言い切ることはできない。

殆ど冗談ではないかと思うような
顔をしていたり者もある。

ハンミョウは何故
写真のような形に落ち着いたのか
その下のオオトラフコガネの形も然りである。

そして更に、この色彩、
色彩の取り合わせ、紋様など、
進化の過程で決まってきたのであろうが、
ただただ不思議と云うしかない。

チョウやカミキリなどの美しさに
惹かれている人は多くいるが、
毛虫となると殆ど嫌われ、
目をそらしてしまいよく見ない人が多い、

別に強制するわけではないが
よくご覧いただきたい。
よ-く見ればこんなに美しい。

背面に並ぶ六対の赤い斑紋は
まるでルビ-をちりばめたようである。
そしてその前に連なる瑠璃色の斑紋、
「マイマイガの幼虫」に
こんな美しい装いをさせたのは
誰なのであろう、

下の「フクラスズメ」と云う蛾の幼虫も
黄色と黒の縞に赤い斑紋を配した
シンプルな装いであるが
これも非常に美しいと思うがいかがであろうか?

と言っても美しいかどうかと云うのは
それぞれの好みの問題でであるから
これ以上押し売りはしないが
私自身は昆虫の80%以上は美しい
装いをしていると思っている。

100万種~300万種いるといわれている昆虫達の
デザインを担当しているのは
誰なのか知りたいのである。



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