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第199回「戸隠で出会った仲間たち」
2006年9月9日

 下界の暑さを避けて戸隠へは来たが、
貧乏性で、のんびりと休む事が出来ない。

中社でバスを降り
道路より一段高い境内へ階段を登ってみる。

水のみ場の向こうに小さな綺麗な野鳥が
地面に降り何か忙しげに
啄ばんでいるのが見えた。

そっと近付き何枚か撮ったが
如何にも小さく、不満で
更に近付くと逃げたが、
間もなく戻ってくる。

しかしなんとも忙しない鳥で
10枚以上撮ったが満足なものはなかった、

後に他で多少ましなのが撮れたのが
上左のヤマガラである。

少し離れた水の流れている辺りの叢で
何かが動いているのに気付き
近付いて見てビックリ。

ヤマカガシが大きなカエルの前足を捉え
呑みにかかっていた。
貴重な場面に出くわし夢中でゲット。

冬を除いてよく歩くが、
このような場面に出くわすことは少ない、
50年くらい前に、やはりヤマカガシが
大きなヒキガエルの股ぐらに食らい付いて
いるのを見て以来である。

二日目、鏡池から奥社までは
湿地や小さな流れ池などがあり、
湿地のアザミにはミヤマカラスアゲハが
輝く翅を広げていた(二段目左)

そして綺麗な色彩のカワトビケラが見られた。
種名がはっきりわからないが
カメラで捉え大きくしてみて
初めて尾端に卵嚢らしきものが
あるのに気付いた(二段目右)

歩いていて自分では気付かずにいたが、
何か手に止まっていると云われ
そっと手のひらを上げてみると
ムシヒキアブがお食事中(三段目左)

同じく右はベッコウハゴロモと呼ばれている
翅の広がりが2センチほどの昆虫、
まあ一番近い親戚をあげれば、
よくご存知のセミであろうか。

植物も豊富で、一番下に二種紹介。
右の純白で清楚な花はオオシラヒゲソウ、
左のユ-モラスなかたちの花は
ナンバンハコベ、

何れも初めてお目にかかった。



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