(戻る)

第216回「初詣」
2007年1月7日

今年に入って雪らしい雪は今日(7日)が初めてで15~6センチも積もったであろうか。
暖冬といわれ、それが今のところは当たっているようではあるが、それでも信州の冬は寒い。であるから信州へ来て10年になるが初詣には出かけたことがなかったが、今年は元日は晴天、冷え込みもたいしたことはなかったので出かけてみた。
初詣といっても信仰心は全く持たない私のことだから単なる野次馬で正月の「善光寺」の賑わいを見に行ったと言ったほうが正確である。
ご覧のよう仁王門の100メ−トルくらい手前からこの混雑振り、仁王門を潜って山門までが50メ−トルくらいか、そしてその先に本堂が有るわけで、ちょっとこれ以上進のを考えたが、もう少し行ってみようと、ゆっくりとした人の流れに任せて行った。仁王門を潜るまでは何とか、ゆうくりでも流れていたが、その先は動かないので凄い賑わいを見ただけで、今度は人の流れに逆らって抜け出した。
そして、5日に、買い物、運動不足解消のために、懲りもせず又行ってみた。今日は本堂周辺も普段の土日程度の人出に戻っていたが、「善光寺さん」というのは、昔から一生に一度はお参りしたいと、高齢な方が多く、全国から参詣にみえる。しかし多くの人は神仏への深い信仰心から参詣に来るわけではない、まあ、観光ついでにお参りして、何か「ご利益があれば」程度ではなかろうか。それも本気で期待しているとは思わない。日本人の信仰心は、他国の一神教の信者に比べ深いものではない。それが悪いと云っているわけではない。それどころかその方が健全だと私は思っている。
本堂の中には「おびんずる様」(なで仏)も祀ってあり、自分の体の患部と同じところを撫でればよくなると云うことで撫でる人が絶えない。見ていると頭がよくなりたい人が多く、写真でもおびんずる様の頭に手が見える。私が撮りたかったのは、手前のお二人の「おびんずるさま」との対比である。




(戻る)















(EOF)