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第231回「SARABA」
2007年5月9日

前々回セネガルのア−チストの出逢い、
そしてタンザニアの画家の作品を観たいと書いたが
思ったら矢も盾もたまらず3日後には上京、
木石さんを誘って彼の店へ行ってみた

店の名が「SARABA」 セネガル語で、意味は「ユ−トピア」
迷いながら行ったがそれでも開店10分前、
誰もおらず、表通りで待つこと10分
あの独特なヘア−スタイルの彼と奥方がタクシ−から降りてきた。
再会を喜び合い、木石さんを紹介、改めてお店へ。
お店は二階建ての、しもた屋である。
ご覧のように、白地に原色の真っ赤なドア−と
SARABAの文字、水色で縁取られた窓、道路側も赤や黄で彩られていてなんとも派手であるが、可愛らしい。ユ−トピアである。
赤いドア−を入り早速二階のギャラリ−を覗く。
タンザニアの、ヤシン・サイドと云う画家の作品で動物や、人を描いた作品が殆どであった。
動物はかなり繊細なタッチで描かれていて、色彩的にも非常にオシャレな感じ、「人」は省略された線で描かれていたが動きを感じさせ色彩は殆ど、黒、赤、黄、緑など原色で、如何にもアフリカという雰囲気が漂っていた。つべこべ言わずにお見せすればよいのだが、承諾を得ていないのでお見せできず残念。
SARABAの主人Amadou(アマドゥ)の作品は時間がなく見られなかったが写真のお店も作品の一点であろう。
229回で私の描いた肖像画をご覧戴いたが左の写真のような茶目っ気たっぷりな顔も見せる。
日本で暮らし4年、日本人の奥方との生活、日本語もかなり達者、秋にはJr誕生予定ということだ。

奥方は写真のような明るくしゃきっとした美女。
セネガルに関して全く不案内でセネガルのお酒を所望したがセネガルにはお酒の文化はなく、セネガルの酒はないということで、出逢った八重山の泡盛で乾杯、再会を祝した。
開店早々日本人客が一人、暫くしてセネガルの男性、そしてアルゼンチンの女性と、徐々にお店は賑わいを見せ始め、その後もアメリカ男性二人、日本の酩酊男、ますます賑わって、英語、日本語、スペイン語が飛び交い賑やかであった。そして、それぞれの風貌の多彩なこと、写真家として遠慮なく昆虫を撮るようにシャッタ−を押しまっくて撮ったショットを以下に紹介して、SARABAの雰囲気を想像していただこう。
画家、詩人、俳人、民俗学、写真家、ミュ−ジシャン職業的にも、多彩で話題も多彩で、あちこちへ飛び楽しい一夜であった。



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