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第232回「パソコン画について」
2007年5月15日

今までに多くのパソコン画をご覧頂いてきた、
又写真展とあわせてご覧戴いたこともあるが
パソコンで絵を描くということに関して、
あまり理解されていない、或いは誤解されているので
大まかに説明をしたいと思う。

パソコンには計算をしたり、文章を書いたり、
写真などの画像を補正、処理したりする
それぞれの目的のための「ソフト」が入っているが、
パソコン画に関しては、初めから入っている

おまけ的なソフトでは機能的に限界があってお遊び程度である。
最近はパソコン画を描くためのソフトが
いろいろ市販されていて機能も高度で
使いこなせれば充分満足のいく作品ができる。

描き方に関しては人それぞれだと思うので
ここでは私の描き方を説明する。
写真家なので、自分の写真作品を見て描くことが殆どであるが、
図鑑、写真雑誌、新聞などを見て描くこともある。

一言で言ってパソコン画といっても
普通に「絵」を描くのと全く変わることはなく
一筆一筆描いていくわけでパソコンだからといって
ボタン一つで写真が「絵」になる訳ではない。。
描いていくプロセスが保存してしてあるので先ずご覧頂こう。

これは図鑑の写真からカメムシを描いていったものである。
昆虫は専門分野なので全体の形、脚や触覚の節など
細部まである程度頭に入っているので
デッサンもあまり狂うことはないが、昆虫以外はこうはいかない、
消したり描いたりの繰り返しである。

このように線描きをして順に彩色していくプロセスは
普通に紙に描くのと何ら変わるところはない。
この絵はかなり初期の頃のもので
多分マウスで描いていたような気がするが

今はもう少し便利な道具タブレットを使って
描いているので本当にペンや筆を使っているのと
かわらず、描きやすい。「絵」を描くためのソフトや
タブレットに関しては次回大まかに説明を致します。

上のカメムシの完成作品をご覧下さい。
人面カメムシと名付けられている外国産のカメムシです。
逆さにしてみると本当に人の顔のようです。



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