(戻る)

第238回「合鴨農法」
2007/06/12

安曇野に住む知人八戒氏から数日前
「田水入る今の地球は水の星」
というすばらしい且つスケ−ルの大きな
句がメ−ルで届いた。

又先日は東京から姨捨の棚田へ田植えうに来た友人もいる。
殆どの田んぼは田植えも終ったようだ。

安曇野の友人「ひげ辰農場」でも田植えは既に終り、
早苗もしっかりとしてきたので
数日前に「合鴨」を放した。
放たれた合鴨は孵化して2週間目くらいの可愛らしい雛である。

彼らは、これから八月初旬くらいまで田んぼで、
雑草などを食べてくれ、田の草取りを代行してくれる。
忙しい農家にとっては心強い助っ人である。
しかも、糞は肥料にもなるであろう。

未だある、八月に田んぼから上げて、
11月まで肥育し、合鴨肉として美味なる食材にもなる。
と云うわけで10年以上前から「合鴨農法」が始められ
一部の稲作農家が取り入れている。



田んぼの周囲はすべてをネットで囲われ
猫や野犬、狐などから保護されているが
それでもたまには被害にあうようだ。

一反歩(300坪)に7〜10羽ほどの割合なので
ヒゲ辰農場では50羽ほどである。

良いことばかりの合鴨農法であるが、
肥育後、締めて毛を毟って裁いてという作業が
心優しいヒゲ辰のお父ちゃんには何ともやり切れず、
昨年は「合鴨供養の会」を催した。

旧聞になるが「合鴨供養』は
盛大に行われ写真もあるので少し触れよう。
施主、ヒゲ辰の知人の大学の先生を僧侶に仕立て、
般若心経をあげてもらい、又友人のフォルクグル−プに
来てもらい、演奏をしてもらい、感謝しながら、
参加者は、合鴨鍋、合鴨の燻製などを頂き
供養をした。その情景を以下ご覧いただこう。
八戒氏を僧侶に仕立てる舞台裏風景 般若心経をあげる僧侶
祭壇を前に法話 新曲・合鴨は飛んでゆく演奏
宴たけなわ 箸使いのお勉強



(戻る)











(EOF)