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第248回『南国の果物』
2007/09/11

信州は春のイチゴに始まってアンズ、モモ、サクランボ、
ナシ、リンゴ、ブドウなど主だった果実は
殆ど獲れる果物王国で、毎食後のデザ−トに事欠かない。

住んでいる川中島は最近では特にモモの生産が
盛んで味も抜群、この美味しい果物を
独り占めでは申し訳ないので、
季節にはあちこちお送りしている。

輸送中の傷みの心配もあり業者は完熟のモモは
送ってくれないので自分で選果所へ行って吟味して
お送りしている。

八重山へ通い始めてからはパイン、マンゴなどの
生産農家から南国の果物を送って頂くので
八重山の友人達へも当然お送りしているが、
あちらではモモは珍らしいので大変喜ばれる。



写真はパイン、マンゴと、左がちょっと珍しい
ドラゴンフル−ツ。いずれも友人である生産者から
送っていただいた。

パインは昔は缶詰になったものが多かったが
最近は生が主流でどこのス−パ−でも売られていて
馴染みの果物である。
マンゴも見られるが多くはメキシコ、
東南アジア産で輸送条件から若いうちに
収穫したもののようで沖縄産ほど美味くない、

沖縄八重山産のものは大きく、完熟で素晴らしく美味しいが
デパ−トなどで見ると一個5000円もして手がでない。
ドラゴンフル−ツは未だ珍しく、ス-パ-などでは殆ど見かけない。

初めて食べたのは4〜5年前、那覇の国際通りの市場であった。
真っ白な果肉にゴマ粒のような種をいっぱい散らしたようである。
今年送っていただいた中には、果肉が濃い赤紫のもあった。



甘さは至極控えめ、酸味も殆どなく見た目ほどの強烈な特徴がない。
好き好きもあろうがとりたてて主張のない、果物である。
糖度は20度前後と高いが、さして甘く感じないのは
果糖がすくなくブドウ糖が殆どを占めているからであろうか。

ビタミンC、ミネラルも豊富で強壮剤効果もあるようで、
最近人気が出始めたようだ。

花は「月下美人」としてよく知られている
メキシコ原産のサボテンの一種の近縁である。

最近ほとんどアルコ−ルを飲まず、
甘党に変身した私にとっては
甘味が足らないのでジャムにして頂いている。

沖縄、八重山地方は、他にも、スタ−フル−ツ、
パパイヤなど本州では見られない果物が
豊富にあり、市場などもカラフルで覗くのが楽しい。



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