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第254回『携帯の画像』
2007/10/24

木石さんとは相変わらずメ−ルのやり取りが続いている。

木石さんは、春、秋二回の検査検査入院があるが
秋の検査入院が済み今日退院とのこと。
夏に来信された折もお元気と言うか意気軒昂で、
さしあたって心配はなさそうで何よりである。

日曜日(21日)夕方のには、
「菊は咲きましたか?」というメ−ルがあった。
これは当日の競馬、「菊花賞」の首尾はどうでしたかという意味である。
「菊は咲きましたか」という問いに、「外しました」では、能がないので

「秋競馬懸崖(圏外)の菊となりにけり」
と戯れ句で返事を返し、後に、

『懸崖の菊もそぞろに秋競馬』と訂正、
俳句らしくしたつもりになっている。
木石さんからは快作、怪作の評価。

メ−ルの内容は、このようなどうでもよろしい内容であるが、
彼が携帯電話で私のパソコンへ、私は
彼の携帯へ、時々画像を送るときは彼のパソコンへ送っている。

携帯の画像がよくなり最近では彼からのメ−ルには
しばしば画像が添付されるようになった。
これが、なかなかの腕で、楽しみである。二、三ご覧頂こう。

左は病室の奥まで差し込む秋の日に写る自身の影。
彼のコメント「病室に射し込む太陽光の強いこて!」

右は「地下鉄表参道駅で見かけました」と記されていた。

下は懐かしい、映画の看板。
映画評論家である木石さんには最も関心の高い風景であろう。

何れも日常生活の中の一こまであるが、
画像には、季節、或いはその時代のファッションなど
さまざまなものが、捉えられている。
私の目は主に昆虫に向けられていて日常の風景に彼ほどの関心を
持っていないのであろう、
なかなかこのようなショットは撮れないので感服している。
写真は技術も勿論あるがやはり第一は「カメラアイ」であろう、
そして広い好奇心
彼自身は「野次馬」というが、
その幅広い感心、そして感性が大事である。



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