(戻る)

第273回『野外講座下見』
2008/05/17

前回272回が4月22日であったから、
やや、1ヶ月のご無沙汰になってしまった。

今年になってから、更新の間合いが開きがちではあったが、
一ヶ月近いご無沙汰は初めてである。
74歳を過ぎているので「体調でも悪いのでは」と
心配をして下さる友人知人もあるかも知れないが、
毎日メ−ルを交換している木石さんは私が元気なのはご存知なので、
「怠慢の極み」であると、
きついお叱りのメ−ルを昨日頂戴してしまった。

ここはつまらぬ駄文にお付き合いくださっている
皆名様にお詫び申し上げる以外ありません。
書きたいこと、書くことは沢山あったのに書けずに過ぎてしまい、
ご無沙汰しすぎて敷居が高くなった感じで、
今回は特に困ってしまっている。

まあ、気を取り直して、また、以前通り励むことにしましょう。
昨日は、25日に予定されている「野外講座」の
下見に姨捨山(冠着山」の麓へ出かけた。
今年初めての里山歩き。
さまざまな花が咲き蝶が飛び交いすっかり春になっていた。
緑も一年中で最も美しく、又爽やかな季節でもある。
他の木にからまって咲いているヤマフジの紫が際立っていた。
毎年、その季節ごとに現れる虫たちとも逢うことが出来た。

度々登場しているかもしれないが、
昨日の逢った虫たちの姿を覧頂こう。
まず、可愛らしい小さなシジミチョウ二種。

左がベニシジミ、右がツバメシジミ
いずれも、シジミ貝を開いたような、という意味で
命名された小さな蝶のグル−プに属しています。
田んぼや野原を歩けば普通に見られる馴染みのある「春の妖精」

上左はウスバシロヨウ、右はキリギリスの一種(幼虫)
ウスバシロチョウは去年もこの季節に取り上げたが、
この姿でもアゲハチョウ科の一種。
タデ科のスイバの花に来ていたところを収めた。
スイバの葉は上のベニシジミの幼虫の食草である。
スイバはのどが渇いたときに茎を取って、
口に入れ噛むと酸味があり、ノドの乾きを癒す効果があり
子供の頃よく噛んだものであるが、
最近の子供たちはどうであろうか。

右のキリギリスの幼虫は体調が
未だ2センチほどのかわいいやつである。
タンポポに限らぬず、さまざまな花弁が好物、
毎日優雅な食事をしている。脱皮を重ね
夏には成虫になり叢で鳴くようになる。

ほんの、1〜2時間の里山歩きであったが、
久々の友達にあったよな気分で楽しいひと時であった。
これからはお天気であれば野外に出ることが多くなる。
私の小さな友達との再会をまめに
報告いたします。



(戻る)








(EOF)