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第285回「お彼岸」
2008/09/26

暑さ寒さも彼岸までとはよくいったものである。
秋の彼岸になればほんとうに涼しく
特に信州での朝夕は、肌寒いくらいで
早い樹は部分的に紅葉し始めている。

父母の墓が長野市の隣の千曲市にあり、墓参に行ってきた。
いつものことであるが、父には線香ではなく
ショ−トピ−スに火をつけ供えた。
生前、線香、お経ともに嫌っていたので
いつもそうしている。

お盆の墓参の折は、禁煙していて煙草を持たずに行ったので、
今回は忘れずに昨日買っておいた。
ということを口実に禁煙中にかかわらず
私もお相伴に「一服!」久々にうまい。

墓参をすませた帰り篠ノ井線の稲荷山駅まで、
裏道を歩くのも毎度のコ−ス。
穂を垂れた稲は、かなり色づき、
稲刈りが済み、はぜ掛けもみられる。



秋を撮りながら田舎道を歩くのは楽しいもので
知らぬ間に1〜2キロは歩いていしまう。
路傍で先ずはヒガンバナを見つけて一枚。
そして、近くにキンシバイの花。
キンシバイ、漢字では金色梅。
この花は本来初夏六月頃の花である。

明らかに狂い咲き、これも異常気象の贈り物か?
個展が終ってから未だ本格的な撮影に出かけていない。
そろそろ疲れも取れたので
秋の虫たちを撮影に出かけようと思っている。



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