第30回「筍」2004年5月6日
竹冠に「旬」と書き、 「たけのこ」と読ませる。 まさにドン・ピシャリである。 文字通りの「旬」の食材。 G・W中であったが3日、 友人に呼ばれ松本市の 南東の山裾にある「喜源治」へ行く。 (「喜源治」については後日) 東京からの友人家族と、 囲炉裏を囲んでの宴。 二人の息子さんとは 殆ど初対面といってもよい。 既に30代の働き盛り、 建築の設計、獣医さん、 それぞれに立派な 社会人に成長されていた 若者たちとの会話は、この上なく楽しい。 宴は3時頃から12時まで続いた。 翌日、ここのご主人が 裏の竹林で「筍」を堀って下さり、 お土産に頂いた。 掘る前に当然、シャッタ-を押す。 帰宅した翌朝、飯田の友人から 大量の「筍」が宅急便で届く。 新鮮な筍を持った時のずっしりとした重み、 ひんやりとしているが ビロ-ドのような手触りが魅力的だ 嬉しくなって、テ-ブルの上に すべて並べて写真を撮る。 壮観。 宅急便には、あく抜きのための 「糠」と「木の芽」まで入っていて、 送り主の心遣いに感激(ありがとう) さっそく大鍋であくをぬき、 皮をむき、昆布と鰹だし、 塩、醤油、少々の味醂で味付け、 夕食「筍飯」の準備完了。 500/1秒で撮った写真を見て 絵を描き始める。 この「矛盾」がなんとも楽しい、 閑でなければ出来ない贅沢である。 「絵」は写真のように簡単には 出来上がらないので、 筆ならぬパソコンを休める。 シンプルに「筍」だけの吸い物と 「筍飯」、新鮮な筍の香り、 それをさらに引き立てる「木の芽」の香り、 その自然の恵みをお送り くださった友に感謝しつつ、 夕食を美味しく頂きました。 パソコン画は、今日の今までかかって どうにか描きましたが未完成、 しかし何と云っても「旬」のもの 新鮮でなければ美味しくないので、 載せました。ご賞味ください。 |
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