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第41回「四国旅日記-Ⅲ」2004年6月11日


「猫の額」が一回挟まりましたが旅を続けます。

昼過ぎ大歩危駅に戻って
予定より早い特急に乗れたので高知駅で下車、

「はりまや橋」辺りまで市内を歩き、
ミニチュアのようなはりまや橋が
残されているのを見て、
近くで昼食をとる。

鰹のたたき定食がメイン。
都会の店はどこも変わり映えせず。

佐川駅にはA・Y嬢が車で迎えにきてくださる。
手配しておいて下さった旅館へ
案内して頂き一休み。
夕食はその旅館で彼女も一緒に。

食後「蛍」の名所というか
穴場へ連れて行って頂く。
田んぼの中を流れる用水と思われる
小川沿いの暗闇は、光の乱舞
川に覆いかぶさる繁みでは、
動かぬ光の規則的な明滅、
久々に見る幻想的な光景、感動的であった。

蛍の光は写真に撮れぬことはないが、
全体の光景はとても捉えることが出来ない。
未熟でも俳句の方が写真よりは表現手段として
有効かもしれないと思うので
その時に詠んだ句を。

「やはらかく光り戯る蛍かな」(閑虫)

宿へ帰り、お土産に持っていった
信州の山葡萄のワインで乾杯!

蛍の残像と、ワインとで幻想的な夜を過ごし、
翌朝は気分爽快、
午前中牧野公園を散策、

季節のアジサイが美しく、色彩の変化を見せる、
又石垣を覆うようにびっしりとユキノシタ
の花が咲く山道を2時間ほど楽しむ。
さまざまな色彩のアジサイを、
大輪こと家内が撮りました。
見てやって下さい。

帰りがけに「司牡丹」の酒蔵へより
試飲をしたり、
例の俳句の事など担当の方と話をしたり
飲み仲間へ送ったり、ここも楽しいひと時。
想像していたよりはるかに大きな酒造会社、
対応の良さ、嬉しい気分で

次は彼女が予約しておいてくれた「鰻」を食べに。
小さな街の鰻やさんとは思えぬ店ですべて個室、
しかも大座敷は120人までの宴会も可能なお店、
お味も一級。贅沢な昼食を頂きました。

いよいよ3時過ぎの電車で「トンボ自然公園」
のある四万十川下流の中村へ。
トンボの撮影は明日からになる。



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