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第50回「NIKON D70 試し撮り」
2004年7月14日


今回は「接写」・「昆虫」など、
やや専門的な話題ですがお付き合い下さい。

本格的な一眼レフのデジカメ、
ニコンD70を入手した。
手持ちのニコンのレンズが使えるので
買うならニコンと決めていた。

デジカメの普及で価格も
手が届く程度まで安くなった。
待望の機種である。

ニコンF50で使っていた
105ミリのマクロレンズを
デジカメに装着し、うきうきと出かける。

目指す池は、かなりの種類のトンボ
がいることが判っているので、
試し撮りということだけでなく
収穫も期待して行った。

 四国、中村の「トンボ自然公園」でも見た
ショウジョウトンボ
が鮮やかな赤色の腹を煌かせ、
水面を旋回し
時々池の縁に生えている草に翅を休める。

そっと近付く、もう少し近付きたい、
上半身を乗り出すように出来るだけ前に伸ばす。
まあまあのサイズで先ず一枚。

背景の青は、水面である。
白い雲のように見えるのは、
水生植物、ヒシの葉で、
丁度良いボケ味で散らばってくれた。

止まっている花はタデ科のギシギシのようだ。
これも画面に色添えてくれた。
 
 コシアキトンボ
おなじみの、シオカラトンボくらいの大きさ。
腰の処と顔面だけ白に近い色で、
あとは黒色後翅の付け根も黒い。

止っている葉から水面まで60~70センチだが
水面の草などが、邪魔にならない
程度にボケて良い感じである。

至極普通にみられる種類なのに、
何故か良い写真がなかったので、
収穫になった。

ちょっと関心を持って水辺など歩くと
色々見えてきます。
 
 キイトトンンボ
細いからだのイトトンボの一種

この種も、よくみられるが、
今まで撮ったことが無い種で、
これも嬉しい収穫になった。

四国の「トンボ自然公園」でも
目撃しただけで撮れず残念な
思いで帰ってきたので一層嬉しい。

体が細過ぎて、オ-トフォ-カスの
レンズには苦手の被写体です。
手動でピント合わせをしないと、
周辺にピントが合ってしまい、失敗します。

このカットも未だ不満です。
又チャレンジします。
 
 シオヤアブ
アブには、花の蜜を吸うハナアブ、
動物や人の血を吸うウシアブ、
写真のように他の虫を捕らえて体液を吸う、
ムシヒキアブなど、
いろいろなグル-プがあります。

シオヤアブは草原などで普通に見られます。

写真は、ミツバチを捉えて
体液を吸っています。

自分の体重に近い獲物を捕らえているので、
敏捷には飛べないので
比較的撮りやすい被写体ですが、
ミツバチを捕食しているのは初めて。
 
 マメコガネ
さまざまな農作物を食害する
1センチ程のコガネムシ、

こうして花や花粉も食べに花にも集まる。
戦前、アメリカへ何かに付いて渡り
大きな被害を与え、
「ジャップ」と呼ばれ嫌われた。

そのお返しのように、
戦後アメリカから入ってきた、白い小さなヒトリガは、
日本で「アメリカシロヒトリ」と命名された。

今でも街路樹などにかなりの被害がある。

話はそれたが、マメコガネくらいになると、
マクロレンズがないと撮れない

漸くマクロレンズがデジカメで使えるようになり、
小さな虫まで撮影が可能になった。

ニコンD70にマクロ105ミリを着けると
1キロをちょっと超える、
今までのデジカメは450gと軽かったので
ちょっと重いが、
一眼レフの快いシャッタ-の音は
「撮った」という満足感があって心地よい。

(それぞれの写真はクリックすると
画像が大きくなります)




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