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第56回「入笠山 Ⅰ」入笠小屋2004年8月2日

 前回「わらじ」でわき道に逸れてしまった。
「わらじ」は松本で降りていった。

我々は富士見で下車、
パノラマ・スキ-場までタクシ-で行き、
ゴンドラに乗る。

好天で、マウンテンバイクやパラセイリング
を楽しむ者で多少の賑わいを見せているが、
上まで行ってしまうと静かである。

ゴンドラは20分弱で、標高1800くらいの高原に到着。
40年来の馴染みの「入笠小屋」まで15分。

この小屋の主は小間井恭二という万年青年。

やや半世紀前
彼が二十歳前に初代の主から譲り受け、
改築、増築を重ね、今の形に落ち着いた。

決して贅沢な建物ではないが、
周辺の自然に相応しい佇まいである

その増改築の殆ど全て、彼一人でやってしまうし、
食堂のテ-ブル、椅子にいたるまで
全て手造りである。
食堂ホ-ルの南面は全てガラスで明るく
30~40人くらい食事が出来る。

今回二日目は朝から雨になってしまい、
閉じ込められたままであったが、
全く静かなこのホ-ルで、
山の美味しい水で、たてたコ-ヒ-を
時々戴きながら日がな一日、読書。

そして、ここの圧巻は夕食。
何にでも凝り性な彼は、料理にも当然凝る。
和、洋、中華、何でもこなす。
今夜は彼のもっとも得意と思われる中華であった。

クラゲ、タマゴ、トマト、キュ-リ盛り合わせの冷菜。
白身魚のチリソ-ス。
豚三枚肉とキュ-リの和え物、
あさり剥き身とエリンギの中華風、
豆腐料理。以上五品とス-プ。

正式な料理名を知らないものもあるが、
彼のオリジナルも当然ある。
いずれも本格的な中華で味も抜群である。

入笠山の自然の魅力は次回、
写真で、たっぷりご覧戴きます。

入笠小屋のホ-ムペ-ジは(閉鎖)
http://www.mid.janis.or.jp/~komai/


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