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第91回『空き家の主たち』
2004年12月11日

 3回前(88回)団地内の樹上で見つけた
鳥の巣(空家)の写真を見て頂きました。

その空家の主とひょっとしたら
元家主かなと思われる3種の写真が撮れたので
ご紹介しましょう。

このキジバトが、
木の枝を粗く組んだ巣の家主です。

「デデッポッポ-・デデッポッポ-」
と繰り返し鳴く声は
誰にでも親しまれていると思います。
ヤマバトともよばれています。

色彩や柄の一定でない、お寺の境内にいる、
いわゆる「土鳩」と違って、
由緒正しい感じがします。

この季節は空き家も目立つが、
鳥の姿も葉の繁みがないので、
見やすく、写真を撮るには絶好である。

従来のニコンのレンズがデジカメに転用したとき、
200ミリが300ミリになるので、
鳥たちが少し撮りやすくなった事と、
撮った画像を、パソコンで
ある程度補正ができるので、
何とか観られる写真になるので嬉しい。

中は「モズ」、
漢字は「百舌」と書く。
鳴き声のけたたましさを表している。
角度のせいか、やや寸詰りに見え、
全体に丸ぽちゃで
「肉食の顔」の鋭さはどこかへ行ってしまい、
可愛らしいモズになってしまった。

図鑑や他の本の写真を見る以上に
自分で撮った写真はよく見るので、
思わぬ発見もあって楽しい。

脇腹の白斑も今回気が付いたくらいである。
この「モズ」もあの「空家」のどれかの家主
かもしれないが、ハッキリしません。

下の「ヒヨドリ」は何処でも見かける鳥で、
八重山にもたくさんいました。
八重山だから一瞬、他の種類かと期待しても、
「ヒヨドリ」のことが多いくらいで、
がっかりさせられる。
しかし、そんな事を云っては失礼か。

一瞬で目の前をよぎる時は、
殆ど黒一色に近い鳥であるが、
こうして見ると、結構、渋いが、洒落た柄である。

尾羽の付け根あたりの柄はやはり
今回初めて気付いたところである。

益々寒くなり、雪が降り始めると
外出が億劫になり身近な題材になリがちであるが、
それはそれで、身近な事象を改めて見直す
ことにもなるのでよい事としよう。



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