第95回『大晦日』2004年12月31日
『ちょっと一服』を始めてマル11ヶ月。 95回で今年の最終回になりました。 『ちょっと一服』などと、 うっかり命名、皮肉なことに 一服どころか、大変忙しく、 気忙しない一年でした。 各回ごと、出来、不出来激しく、 同じ人が書いたとは思えないなどと、 木石さんから、叱咤激励を受け どうにか一年持ちました。 来年も続けますのでよろしくお願いいたします。 最終回は信州(おそらく佐久、小諸地方)で 今日は欠かせない一品をご紹介します。 |
「鮭の粕煮」です。 海の無い長野県では昔は魚は 貴重な、贅沢なご馳走でした。 父が小諸の出身でしたから、 東京で生活している時代も 大晦日には必ず食卓に出ました。 大晦日をこの辺では「お年越し」といって、 大変なご馳走が造られ家族全員で祝います。 「年越し蕎麦」一杯で終わってしまう 都会の習慣とは、がらり異なります。 不精をして造らずにおりましたら、 近くに住む姉が夕食時に届けてくれました。 無事お年越しの魚を戴き よい新年を迎えることが出来そうです。 雪もどうやら止んだようですが 20センチは積もったようです。 真っ白な美しい元日になりそうです。 皆々様良いお年をお迎え下さい。 |
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