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第97回『建物内の積雪』2005年1月4日

 大晦日に降り始め元日の朝には
上の写真のように積もってしまった。
40センチ近くはありそうだ。

この辺りでも一晩に40センチほどの積雪は
一冬に1~2回あるかなし、であるから
まあ大雪の部類に入る。

元日と言う事情もあって、除雪はされない。
人力では出来ないほどの量で、
交通に多少の支障は来たした。
しかし、
東京辺りが大雪に見舞われるのと違って、
まあ何とか凌げる。

道路に雪がいくら積ろうと仕方がないが、
写真(中・下)二点を見ていただきたい。
これは我が団地の「建物の中の積雪」
の状況である。

風の向きなどで多少は異なるが
野外より2~3割少ない程度に積もる。

今回は30センチ弱であるが、
雪かきをしなければ子供達は通れない。

写真でも分るように
雪かきの幅だけ雪がかいてある。

これは不精ではなく
雪を除く所が無いからで、
仕方なくこうしている訳である。

東西に長いこの棟の北側は
各階この通路で、100メ-トルほども
続いている、
そして所々この状態である。

オリンピックの選手村
として建てられわけで、
当然のように中央の、
著名な設計家によって
設計されたものらしい。

この状況を見ただけで、
「雪国」の生活を全く知らない、
又思いやる事も知らない設計屋
であることが分る。

他にも生活者として不便を感じる点が多々あり、
市の住宅課に改善を申し入れても、
デザイン上そのようになっていて
変えるわけに行かぬと、
如何にもお役所らしき返事で
取り合ってくれないことが多いらしい。

建築家の作品展示場ではないと言いたい。、
ここで毎日生活している人の事に
考えが及ばない頭の悪さにはあきれ返る。
これでも老人や、子供、障害者が
住みやすい「バリヤフリ-」
を謳っている市営住宅である。



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