Top Page

鳴く虫

 



 

 

日本や中国では古くから「鳴く虫」
の音色を愉しむ習慣がありますが
他の国にはあまり無いようです。

日本では今でも縁日などで虫かごに
スズムシなどを売っているの見かけます。

また大都会を除けば、
あらためて飼育などしなくても
コオロギ、カネタタキくらいは
今でも愉しむことができます。

鳴く虫の殆どは秋に集中しますが
キギリリスだけは真夏の暑い盛りに
草原で「チョン・ギ-ス」を
繰り返し鳴き立て暑さに拍車
をかけていますが
最近ではそのキリギリスの声を聞くことも
稀になるほど少なくなってしまいました。

スズムシに至っては自然環境で
聞くことはほとんどありません、
しかし、飼育は盛んなようで
あちこち聞くことが出来ます。

音色の美しさで人気の高いのは
「カンタン」(中右)。

体型もシャ-プで色彩も淡い
緑の可憐な虫です。

ハギ、クズなど豆科の草木の
周辺に生活しています。

山すそであれば集落の中でもその
美しい音色を聞くことができます。

しかし小さな翅を立てて震わせて鳴く
姿を探すのはなかなか大変です。
人が近付くとすぐ鳴くのを止めてしまうので
音源の位置がわからなく
なってしまうからです。

我々はこうして様々な虫の音色を
飼ってまで愉しむのに、
雑音、騒音として捉える人々もあるわけで、
民族の習慣の違いと言うのも
面白いものですネ。

Top Page














































<EOF>