(戻る)

第313回『岳っ子クラブの活動』2009/7/7

四日の午後から安曇野の鈴木さんちの田んぼと畑に、
「岳っ子クラブ」(鈴木達也主宰)の
メンバーが造っているコーナーがある。

その田んぼと畑の手入れをしながら、そこに生きている
昆虫や小動物の観察をする会に招かれ参加した。

鈴木さんや仲間の指導を受けながら、
彼らが栽培している畑にはナス、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ
トマトなどなど、夏野菜が元気に育っていた。

指導の先生の話を真剣に聞き親子で作業に
とりかかる子ども達の姿は楽しみながらも
一生懸命であった。
田の草取りも、中学生は田の草取りの機械を持ち込み活躍した。
小学生達もヒエと稲をちゃんと区別しながらヒエを除いている。

後半はゆとりもでき、水生昆虫探しにむちゅうになり、
ミズカマキリ、コオイムシなどを採集した。

子ども達は本来自然の中で泥んこになって遊ぶのが好きで、
遊びの中で多くを学んでいたわけだが
現在の生活では、そのような機会が少なくなってきてしまったわけで
このような機会があれば、
子ども本来の姿に直ぐ立ちもどることができる。

作物を作り自分で造ったものを収穫し、
味合うことはとても楽しいことであるし
さまざまなことが自然に身について良いことだと思う。

忙しい生業の農業の間に、周辺の親や子ども達に
経験してもらおうと企画実行するのは
並大抵なことではないが、鈴木さんの周辺には
理解者、協力者も多く実現されている。
大変ですが、今後とも頑張って下しい。
微力ながらお手伝いもしたい。

畑の手入れを教わりながら 田の草を取りながら水生昆虫探し

作業をしながら収穫も大いにあったようだ。

田も畑も、無農薬栽培であるから、さまざまな虫たちもいるが、
最も目立ったのが、その虫たちを食べるアマガエル君。

全体の緑色系の畑ではあるが、
その中にあってもアマガエルの緑は冴えている。

芥川龍之介之は「青蛙おまえもペンキぬりたてか」
と俳句にしているがまさにその通りの色彩なので
とても目立つ。そして、その姿はとても可愛らしい。
その多くのアマガエルの中にめずらしい
「水色のアマガエル」を発見した。私も初めてお目にかかった。

ご覧の通りの鮮やかな水色です。
でも決してペンキを塗ったわけではない。

アマガエルは環境によって体色を変化させる。
秋には土中に入って越冬する。その頃の
体色は薄い褐色に濃い褐色の斑模様に変化するが、
この鮮やかな水色にはビックリ。
突然変異なのかもしれない。
他の水生昆虫などの画像については別の機会に譲ることにする。



(戻る)















(EOF)